ハイボールは、ウイスキーを炭酸水で割るだけのシンプルなお酒です。それだけに、割合や注ぎ方のちょっとした違いで味が大きく変わります。「お店で飲むとおいしいのに、家で作ると薄い・炭酸が弱い」と感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ウイスキーと炭酸の割合とml数の目安、おいしく作る手順、失敗しないコツを紹介します。
ウイスキーと炭酸の割合は「1:3〜4」
サントリーは、ハイボールの割合をウイスキー1に対してソーダ3〜4としています。
| 割合 | ウイスキー | 炭酸水 | 味わいの目安 | 度数の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 1:3 | 30ml | 90ml | ウイスキーの香りと味がしっかり | 約10% |
| 1:4 | 30ml | 120ml | すっきり軽く、食事に合わせやすい | 約8% |
度数の目安は、度数40%のウイスキーで計算したものです(氷が溶ける前の値)。実際には氷が溶けるぶん、少しずつ薄くなります。
- ウイスキーの香りを楽しみたい → 1:3
- すっきり飲みたい・食事と合わせたい → 1:4
ウイスキー30mlは、一般的なメジャーカップ(計量カップ)の小さいほう、ちょうど1杯分です。メジャーカップがない場合は、大さじ2杯(約30ml)を目安にしてください。
おいしいハイボールの作り方(5ステップ)
サントリーが紹介している作り方をもとに、手順をまとめました。
1. グラスに氷をいっぱいに入れ、冷やす
グラスの縁まで氷を入れます。マドラーで氷をくるくる回してグラスを冷やし、溶けて出た水は捨てましょう。氷はなるべく大きめのものを、大小を組み合わせて隙間なく詰めるのがコツです。
2. ウイスキーを注ぐ
ウイスキーを30ml(1:3〜4に合わせた量)注ぎます。
3. ウイスキーを混ぜて冷やす
マドラーでよく混ぜ、ウイスキーをしっかり冷やします。氷が減ったら足しておきましょう。
4. 炭酸水を静かに注ぐ
よく冷えた炭酸水を、氷に直接当てないように、グラスの内側に沿わせて静かに注ぎます。氷に勢いよく当てると、炭酸が抜けてしまいます。
5. マドラーで縦に1回だけ混ぜる
最後に、マドラーを氷の下に差し込み、縦に1回、氷を持ち上げるようにして混ぜたら完成です。ぐるぐる混ぜると炭酸が抜けるので、混ぜすぎないのがポイントです。
失敗しないコツ
炭酸水はよく冷やしておく
炭酸は、温度が低いほど抜けにくくなります。炭酸水は冷蔵庫でしっかり冷やしておきましょう。開けたてのものを使い、使い切れる容量のボトルを選ぶと、強い炭酸を楽しめます。
氷はたっぷり
氷が少ないとすぐに溶けて、味が薄くなってしまいます。グラスいっぱいに入れることで、温度が下がり、溶けにくくなります。
グラスは細長いものを
ハイボールには、細長いタンブラーやハイボールグラスが向いています。炭酸の泡がグラスの中をまっすぐ上り、香りも立ちやすくなります。
混ぜすぎない
最後に混ぜるのは縦に1回だけ。これだけで、ウイスキーと炭酸水は十分になじみます。
ハイボールのアレンジ
| アレンジ | 方法 | 合うウイスキー |
|---|---|---|
| レモン | レモンの皮をグラスの上でひねって香りを移す、または薄切りを1枚 | どのウイスキーにも |
| ミント | ミントの葉を1〜2枚添える | 白州など爽やかな銘柄 |
| 黒胡椒 | 挽いた黒胡椒をひと振り | タリスカー 10年など |
| 大葉 | 大葉(青じそ)を軽くもんで入れる | すっきりしたブレンデッド |
白州のメーカーはミントの葉を添えた飲み方を、タリスカーでは黒胡椒をひと振りする飲み方が知られています。
ハイボールにおすすめのウイスキー
| 銘柄 | 特徴 |
|---|---|
| サントリー 角瓶 | 日本のハイボールの定番。甘い香りと厚みのあるコク |
| ホワイトホース ファインオールド | ほのかなスモークが爽やかに立つスコッチ |
| 知多 | 軽やかでほのかに甘い。ハイボールで魅力が花開くシングルグレーン |
| 白州 | 若葉のような爽やかさとほのかなスモーク |
| タリスカー 10年 | 潮の香りとスモーク、黒胡椒のようなスパイス |
| ジムビーム | バニラとキャラメルの甘さ。軽快でキレがよい |
| モンキーショルダー | バニラやオレンジの皮の香り。なめらか |
ハイボールでは香りが炭酸で広がるため、香りの個性がはっきりした銘柄ほど違いを楽しめます。ほかの銘柄はハイボールにおすすめのウイスキー、スモーキーなハイボール、ジャパニーズウイスキーのハイボールのまとめページで紹介しています。
よくある質問
炭酸水は強炭酸がいい?
好みですが、ハイボールの爽快感を楽しむなら、強めの炭酸水がおすすめです。氷や混ぜる工程で少しずつ炭酸が抜けるので、もとが強いほうが最後までシュワッとした口当たりが続きます。
ウイスキーを先に入れるのはなぜ?
先にウイスキーを入れて氷と混ぜることで、ウイスキーがしっかり冷えます。グラスの中が冷えていると、あとから注ぐ炭酸が抜けにくくなります。
1杯に使うウイスキーの量は?
30mlが目安です。濃いめが好きでも、ウイスキーの量を増やすより、割合を1:3にして香りを楽しむのがおすすめです。お酒は適量を守って楽しみましょう。
まとめ
おいしいハイボールのポイントは、割合は1:3〜4(ウイスキー30mlに炭酸90〜120ml)、氷はグラスいっぱい、炭酸はよく冷やして静かに注ぐ、最後は縦に1回だけ混ぜるの4つです。基本を押さえたら、レモンやミント、黒胡椒などのアレンジや、ウイスキーの銘柄を変えて、自分好みの1杯を見つけてみてください。