ジョニーウォーカーは、世界でもっともよく知られるブレンデッドスコッチのブランドのひとつです。赤・黒・青などラベルの色で種類を見分けるのが特徴ですが、「色によって何が違うの?」「どれを買えばいいの?」と迷う方も多いでしょう。
この記事では、日本で手に入りやすい4本、レッドラベル、ブラックラベル 12年、ダブルブラック、ブルーラベルの違いを整理します。
ひと目でわかる違い
| レッドラベル | ブラックラベル 12年 | ダブルブラック | ブルーラベル | |
|---|---|---|---|---|
| 位置づけ | もっとも手に取りやすい定番 | 12年熟成の看板商品 | ブラックをよりスモーキーに | 最上位 |
| 熟成年数 | 表記なし | 12年以上 | 表記なし | 表記なし |
| 度数 | 40% | 40% | 40% | 40% |
| 味わい | フレッシュな果実とスパイス | キャラメルと穏やかなスモーク | 甘いスモークと焦がした樽 | 蜂蜜とドライフルーツ、なめらか |
| スモーキーさ | 軽め | 穏やか | 強め | 穏やか |
| 向いている飲み方 | ハイボール、ジンジャーエール割り | ハイボール、ロック、水割り | ハイボール、ロック | ストレート、少量の加水 |
レッドラベル:ハイボールのために生まれた定番
レッドラベルは、ジョニーウォーカーの中でもっとも手に取りやすい1本です。1909年にジョージとアレクサンダーのウォーカー兄弟が現在の「レッドラベル」として送り出しました。もともとソーダで割って飲むことを想定した、軽やかなブレンドとして造られています。
最大35種類のモルトとグレーンをブレンドしており、カーデュやカリラなどの原酒が使われています。現在は200以上の市場で販売され、世界でもっとも売れているスコッチウイスキーとされます。
- 味わい:青りんごや洋梨のフレッシュな果実香に、シナモンと黒胡椒のようなスパイス。スモーキーな余韻で締まる
- おすすめ:ハイボールにするとスパイスとスモークが引き立ちます。ジンジャーエール割りも定番です
ブラックラベル 12年:迷ったらこれ
ブラックラベル 12年は、すべての原酒を12年以上熟成させたブレンデッドです。スコットランド各地の約40種類のモルトとグレーンを使い、カーデュ、クライヌリッシュ、グレンキンチー、カリラなどが核となるモルトとされています。タリスカーやラガヴーリンなど、アイラ島や島々のモルトも加わることで、穏やかなスモークが生まれます。
- 味わい:キャラメリゼした砂糖やトフィーアップル、胡椒のスパイスにピートスモーク、バニラの甘さ
- おすすめ:スモークと甘さのバランスがよく、ハイボール、ロック、水割りのどれでも崩れにくい万能型です
ダブルブラック:スモーキー好きのためのブラック
ダブルブラックは、ブラックラベルを設計図に、スコットランド西海岸やアイラ島のピーティーなモルトの比率を高めたブレンデッドです。さらに内側を強く焦がした古樽で熟成させ、スモーキーさとトーストした樽、キャラメルの風味を深めています。空港の免税店向けに登場して好評を得たのち、2011年に一般発売されました。
- 味わい:甘いスモークと花のはちみつから、タールや焚き火のようなスモークへ。焦がした樽の余韻
- おすすめ:ハイボールにすると燻香が爽快に広がります。ロックでは焦がした樽の甘さも楽しめます
ブルーラベル:特別な日の最上位
ブルーラベルは、ジョニーウォーカーの最上位のブレンデッドです。公式によれば、原酒には1万樽に1樽という割合で選ばれた希少な樽を使い、その中にはすでに閉鎖された「ゴースト蒸溜所」の原酒も含まれています。
- 味わい:蜂蜜とバニラ、バラの花びら。とろりとなめらかで、蜂蜜やドライフルーツの甘さを穏やかなスモークが包む
- おすすめ:まずはストレートで。少量の加水で香りがさらに開きます。贈り物や特別な日の1杯として選ばれることが多い1本です
味わいを比べると
| ポイント | レッド | ブラック 12年 | ダブルブラック | ブルー |
|---|---|---|---|---|
| 甘さ | 控えめ | ほどよい | ほどよい | 豊か |
| スパイス | しっかり | ほどよい | ほどよい | ほどよい |
| スモーク | 軽め | 穏やか | 強め | 穏やか |
| コク・厚み | 軽い | しっかり | しっかり | とても豊か |
ざっくりいえば、レッドは軽快でスパイシー、ブラックはバランス型、ダブルブラックはスモーキー、ブルーは濃厚でなめらかです。
どれを選ぶ?
| こんな人に | おすすめ |
|---|---|
| 毎日のハイボール用に | レッドラベル |
| 1本目に何を買うか迷っている | ブラックラベル 12年 |
| スモーキーなウイスキーが好き | ダブルブラック |
| 贈り物や特別な日に | ブルーラベル |
| ストレートでじっくり飲みたい | ブルーラベル |
ジョニーウォーカーの「原酒」を味わう
ジョニーウォーカーのブレンドに使われるモルトの中には、シングルモルトとして飲めるものもあります。
- カーデュ 12年:ジョニーウォーカーの核となるモルトを生むスペイサイドの蒸溜所。洋梨やりんごの花、蜂蜜のやさしい甘さ
- カリラ 12年:アイラ島最大の蒸溜所で、原酒の大部分がブラックラベルなどのブレンドに使われる。穏やかなピートと柑橘
ブレンデッドと、その核となるシングルモルトを飲み比べると、ブレンドの中で各原酒がどんな役割を果たしているかが見えてきます。
ほかのブレンデッドスコッチはスコッチウイスキーのまとめページで、ハイボール向きの銘柄はハイボールにおすすめのウイスキーで紹介しています。
まとめ
ジョニーウォーカーは、ラベルの色で味わいの方向性が分かれます。毎日のハイボールならレッド、迷ったらバランスのよいブラック 12年、スモーキー好きならダブルブラック、特別な日にはブルー。飲み方や好みに合わせて選んでみてください。