「もらった山崎が飲まずにしまってある」「値上がりしていると聞いたけれど、いくらくらいで売れるの?」——山崎はジャパニーズウイスキーの中でも、特に買取の相談が多い銘柄です。

この記事では、山崎ノンエイジ・12年・18年の買取相場を、複数の買取店が公開している価格表をもとにまとめます。あわせて、定価との違い、箱がないと値段が下がるのか、売る前に確認したいポイントも紹介します。

山崎の買取相場(2026年10月時点)

複数の買取店がウェブサイトで公開している買取価格(未開封・現行の700mlボトル)をまとめると、おおよそ次の幅になります。

銘柄買取相場の目安(箱あり)箱なしの場合希望小売価格(税込)
山崎(ノンエイジ)約9,000〜10,000円ほぼ変わらない約8,300円
山崎 12年約19,000〜20,000円ほぼ変わらない〜数百円安い約17,600円
山崎 18年約89,000〜90,000円約78,000〜82,000円約67,100円

買取価格は、2026年9〜10月に複数の買取店が公開していた価格表(700ml・未開封・現行品)の幅です。希望小売価格は2026年4月1日出荷分からのメーカー希望小売価格(税込)。実際の査定額は、店・時期・ボトルの状態によって異なります。

ポイントは次の3つです。

  • 3本とも、買取相場が希望小売価格を上回っている(2026年10月時点)
  • 18年は箱の有無で1万円前後の差がつくことがある。ノンエイジと12年は、箱の有無で価格を分けていない店も多い
  • 同じ銘柄でも、店によって数千円〜1万円程度の差がある

定価より高く売れるのはなぜ?

山崎は人気に対して出荷量が限られており、店頭で希望小売価格で買える機会が少ない銘柄です。そのため、通販などの実売価格は希望小売価格より高くなりがちで、買取価格もそれに引っ張られる形で定価を上回っています。

なお、サントリーは2026年4月1日出荷分から山崎の希望小売価格を改定しました(税別で、ノンエイジ 7,000円→7,500円、12年 15,000円→16,000円、18年 55,000円→61,000円)。ただし、定価が上がったからといって、手元のボトルの買取価格がその分だけ上がるわけではありません。買取価格は、その時々の中古市場での売れ行きで決まります。

銘柄ごとの違い

山崎(ノンエイジ): 本数が多く、相場は落ち着いている

熟成年数の表記がない定番品です。ワイン樽やミズナラ樽で貯蔵した原酒を合わせた、甘く華やかな味わい。流通量が多いぶん、相場は大きく動きにくく、希望小売価格を少し上回る程度で推移しています。箱の有無で価格を分けていない店が多いので、箱がなくても売りやすい銘柄です。

山崎 12年: 箱がなくても値下がりは小さい

山崎の看板ともいえる12年熟成のシングルモルトです。買取店の価格表では、箱ありと箱なしの差は数百円程度か、同じ価格にしている店が多く見られます。

注意したいのは、ボトルの年代やラベルの違いで別の価格になっていることです。たとえば、2023年の山崎蒸溜所100周年に合わせた記念ラベルや、以前の「ピュアモルト」表記のボトルは、現行品と別の価格が付けられています。売る前にラベルの表記を確認しておくと、査定の説明も理解しやすくなります。

山崎 18年: 箱と付属品が査定を左右する

18年以上熟成させた原酒を使った、山崎の上位品です。買取価格が高いぶん、箱の有無で1万円前後の差を付けている店が多く、状態による差が大きい銘柄です。贈答用に箱入りで受け取った場合は、箱を捨てずに一緒に査定に出しましょう。

また、買取店の価格表には「ホログラムシール有」「QRコード有」など、ボトルに貼られたシールの有無で価格を分けているものもあります。シールははがさずにそのままにしておきましょう。

査定額が下がりやすいポイント

買取店が査定で見ている主なポイントは次のとおりです。

チェック項目内容
開封しているか開封済みは買取対象外の店もある
液面長期間の保管で中身が蒸発して減っていると下がりやすい
ラベル汚れ・破れ・日焼けによる色あせ
箱・付属品特に18年は箱の有無で差が出やすい
シール類ホログラムシールなどの有無で価格を分ける店がある

サントリーは、ウイスキーを直射日光の当たらない場所で、立てて保管するよう案内しています。売るかもしれないボトルは、開けずに、箱に入れたまま冷暗所に立てて置いておくのが基本です。

売るタイミングは?

「もっと値上がりするまで待ったほうがいいのでは」と考える方もいますが、ウイスキーは瓶の中で熟成が進むお酒ではありません。保管が長くなるほど液面の低下やラベルの傷みのリスクもあります。また、相場は人気や流通量で上下するので、将来上がるとは限りません。

飲む予定がないなら、状態が良いうちに、いくつかの売り先で査定を比べてみるのがおすすめです。

どこで売る?

山崎を売る方法には、店頭買取・宅配買取・出張買取・フリマアプリがあります。それぞれの違いと向いている人はウイスキーを売るならどこがいい?で、宅配と出張のどちらにするか迷ったらオクルウルとウリエルの比較で詳しくまとめています。

なお、国税庁は、自分で飲むために買ったお酒やもらったお酒のうち家庭で不要になったものを、フリマサイトなどで売るような継続的でない販売であれば、酒類の販売業免許は必要ないとしています。継続して販売する場合は免許が必要です。

まとめ

  • 2026年10月時点の買取相場の目安は、ノンエイジ 約9,000〜10,000円、12年 約19,000〜20,000円、18年 約8〜9万円(700ml・未開封)
  • 3本とも希望小売価格を上回っているが、相場は変動するので査定時の価格を確認する
  • ノンエイジと12年は箱がなくても値下がりが小さい。18年は箱の有無で1万円前後の差がつくことがある
  • 高く売るコツは、未開封・箱と付属品をそろえる・シールをはがさない・立てて冷暗所で保管

飲むつもりなら、もちろん自分で楽しむのも一番の使い道です。山崎の味わいについては、山崎・山崎 12年・山崎 18年の各ページや、山崎と白州の違いも参考にしてください。